【ウーメラ(オーストラリア南部)永山悦子】人類初の小惑星からの岩石採取に挑み、小惑星との往復飛行を成功させた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ」が、13日深夜に地球へ帰還する。
【写真、図説特集】小惑星探査機「はやぶさ」 地球へ帰還 はやぶさは13日午後10時50分ごろに大気圏へ突入。カプセルはウーメラ砂漠へ着地、はやぶさ本体は耐熱構造になっていないため燃え尽きる。
カプセルは、電波と大気圏突入時の光跡を手がかりに探索する。カプセルは、高度10キロで耐熱素材のカバーが外れてパラシュートが開き、探索用の電波の発信が始まる。JAXAは、着地予想地域を取り囲む形で、電波をとらえるアンテナ、光跡を観測する撮影装置を各4カ所設置、それらの情報から着地点を推定する。着地すると、ヘリコプターから赤外線カメラで観測し、大気圏突入に伴う熱を伴った物体を探す。さらに翌朝から、ヘリで本格的な探索を始める。
JAXAによると、14日中にカプセルが見つかれば、最速で18日に日本へ到着する。電波が出ないなど手掛かりが少ないと、探索まで数日以上かかる可能性があるという。
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